Q:蜂蜜は何?他の糖類との違いは?
A: 蜂蜜はミツバチが植物の花から花蜜を採取し、巣の中に貯蔵したもので、本来はミツバチの食料です。花蜜がミツバチの酵素で人体に吸収されやすいブドウ糖や果糖に変換されており、人体に吸収されやすいのが特徴です。
蜂蜜の主成分はブドウ糖(グルコース)、果糖、微量のビタミン、ミネラル、さらにジアスターゼやインベルターゼなどの酵素です。人体によって容易に吸収されやすく、身体に負担をかけずに素早くエネルギーとなり、活力を回復させます。
また、本物の蜂蜜には高い割合のカリウムが含まれており、血液中のカリウム濃度が高くなると、ナトリウム濃度が低下するため、現代人がなりがちな酸性体質を改善することができます。
Q:蜂蜜が結晶する原因は?
A: 純粋な蜂蜜にはブドウ糖(グルコース)の成分率が高いため、13℃から14℃以下で結晶化することがあります。これは純粋さを示す証です。なので、冷蔵庫など低温の場所で結晶化するのは正常な現象です。もちろん、蜂蜜が結晶化しても品質には関係ありません。蜂蜜が結晶化しても品質には関係ありません。
結晶を溶かすために湯煎で温めることができますが、栄養素が失われないように温度は高すぎないように注意してください。なお、本物の蜂蜜の結晶は手で揉むと容易に溶けますが、砂糖を混ぜた(ニセの)蜂蜜の結晶は硬く、手で揉んでも溶けにくいです。
上層の液体部分は早めに召し上がり、下層のクリーム状の固体蜜はジャムにするなどの使い方もあります。
Q:結晶した蜂蜜はどうすればいいですか?
A: 蜂蜜はブドウ糖(グルコース)成分がとてもに高いため、冷蔵庫など約13℃以下で保存すると結晶化しますが、これは正常な現象であり、蜂蜜の品質には影響しません。良質の蜂蜜は下から上に結晶化し、結晶化後に白く細かく豚脂のようになり、柔らかく硬くありません。
もし蜂蜜が結晶化していて容器がプラスチックの容器であれば、容器の口を切り開いて結晶化した蜂蜜をジャムとして使うと良いでしょう。栄養や風味は失われません。ガラス瓶の場合は、湯煎で加熱する方法が適していますが、温度は高すぎないように(約60℃以下)注意してください。蜂蜜に含まれる栄養素、例えばビタミンや酵素などは、高熱で損なわれてしまうことがあります。
Q:蜂蜜の保存方法と消費期限?
A:【常温保存】濃縮された蜂蜜は常温で長期間保存可能です。結晶化を好まない場合は、涼しい場所に置いてください。
【冷蔵保存】酵素の流失速度を低下させ、蜂蜜の栄養を長持ちさせることができますが、蜂蜜は冷えると結晶化するため、結晶化を嫌わない方にお勧めします。
甲級蜜の国家標準では、水分含有率は20%以下でなければなりません。甲級蜜の保存期間は2〜3年に達することができ、
【水分量による違い】水分が多いほど保存期間は短くなります。「生蜜」と呼ばれる採取したばかりの蜂蜜は水分が約25%以上と高く、保存期間は3〜5ヶ月。市場に出す前に濃縮処理が必要です。
Q:蜂蜜の真偽を見分ける方法?
A:以下の方法で見分けられます
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本当の蜂蜜は、ブドウ糖(グルコース)含有量が高い。
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本当の蜂蜜は、低温(約13℃以下)で保管されると結晶化する。
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本当の蜂蜜は、水分が少ない。
Q:子供は蜂蜜を食べられますか?
A:蜂蜜はほとんどが高温殺菌処理をしていないため、1歳未満の乳幼児には適していません(1歳未満の乳幼児は消化管が未発達で抵抗力が低いため)。